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    • 2011.02.02 Wednesday
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    der Vorleser

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       今週から、一限の授業がなくなってしまいました。5人以上ならば開講されるというルールがあって、先週4人になってしまったのです。朝早いから辛かったけど、先生には3月初めてドイツに来たときお世話になったので、彼女に会えなくなるのはとっても悲しいです。

       さて授業といえば、今読んでいる"Der Vorleser"。日本で出版されているタイトルは『朗読者』。確か去年くらいには『愛を読む人』として映画化もされています。その内容は、
      「主人公ミヒャエルは学生時代(15歳)、年齢が倍もの女性ハンナと出会い、2人は恋愛関係に入る。ハンナは怒りっぽく、よく喧嘩になる。けれども、喧嘩の後は献身的で甲斐甲斐しくお風呂に入れてくれる。けれど突然の別れ。
       再会は、ミヒャエルが大学生になったとき、法学のゼミナールの一環として見学に行った裁判所。ハンナは、被告団の席に座っていた」

       前半はミヒャエルが感情的にハンナを捉えているけれど、後半に入ると客観的に彼女を見るようになる。その過程で明らかになるのが、ハンナが読み書きの出来ない人物ってこと。市電の切符切りをしていて、昇進を勧められつつも、自分が文盲であることを公に出来ず、職を変える。それは、ナツィに加担する道に繋がってゆき、最終的には、被告団の中でも一番悪かった、という烙印を押されてしまう。

       職務中の判断や、文盲であることを公に出来ずにここまで歩んでしまったことに対する過ちは、確かに彼女にあるのだけれど、その状況を招いてしまったのは彼女だけの責任ではないかもしれない。
       裁判を見守る過程で、ミヒャエルは彼女が文盲だということに気づきつつ、(前半部では、メモを巡って喧嘩になったり、ベッドの上で朗読をしたりというやり取りがあるわけです)けれども彼女の意図を察し公にすることもできない。そうして彼女は刑を言い渡される。どうすべきか。それは法律が応えてくれう問題じゃありません。
       著者は法学者。法学という分野では扱えない法律を文学において問うた作品です。

       ナツィは今のドイツにも影響を与えています。
       昨日は、ニュルンベルグ裁判記念館がオープンしました。今日から一般公開されています。近いからね、行きたいよね。私はまったく知らなかったのですが、母が教えてくれました。いや、現地人より情報が早いって!

      Memorium Nürnberger Prozesse
      http://www.memorium-nuernberg.de/index.html


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        • 2011.02.02 Wednesday
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